とある阿呆の随想録

阿呆の徒然なる日々

『ずるい暗記術』を読みました

 「偏差値30から司法試験に一発合格できた」著者の暗記術。

 この手の本によくある、「私はこんな阿呆だったけど〜」という始まりから、著者の勉強法が紹介される。

 その勉強法をざっくり言うと、読むだけ。ノートに書き込んだりしない。

 あとは復習。復習。

 「まず答えを見る」というのは、そういうやり方もあるんだなあ、と思った。
 そしてそういうやり方で司法試験も受かることも可能なんだと。

 そして朝と夜の短時間復習はやってみようと思う。復習ってより振り返りみたいなものだが。

 後半はもう暗記術ではない。どうやってモチベーションを維持するかとか、習慣化するにはどうしたらいいかとか。

 「ああ、こんなやり方もあるんだ」ということで、参考になりました。
 
 この本の後に出版された『ずるい勉強法』についても参照されたし。
http://tmbox.hatenablog.com/entry/2017/03/05/124708

Rhapsodyを買う

 なけなしの小遣いで、シンフォニックメタルのパイオニア、ラプソディのCDを中古で買う。3枚。

 初めて知ったのはいつだったろう
 あまりの衝撃に膝から崩れ落ちた

 この世にこんな音楽があるなんて
 そう、ワイが聞きたかったのはこういう音楽なんだ!
 ワイは、シンフォニックメタルを聴くためにこの世に生を受けたんや…

 あなたにも、ありますか?
 そんな音楽。(?) 

Symphony of Enchanted Lands

Symphony of Enchanted Lands

Dawn of Victory

Dawn of Victory

Legendary Tales

Legendary Tales

「はじゃのつるぎ」の英語訳「sword of malice」

 はじゃのつるぎといえば、ドラクエにおいて中盤に手に入る、聖なる剣。
 振りかざすとギラが使える、便利な剣である。

 これが、英語版ドラゴンクエストではどうなっているのか。

Sword of Malice

 ん?malice?破邪って意味かな?

Maliceの意味…悪意、恨み、敵意、殺意

なん…だと…

おいおい、誤訳かよ…ちゃんと仕事しろ!真逆の意味になっちゃってんじゃねーか!

と、思ったのだが、ofにはこんな用法があるという。

ofには、所属・所有のほか、分離・離脱の意味がある。

と、いうことは、「maliceの剣」ではなく、「maliceを退ける剣」、つまり「破邪の剣」となるわけか!

そう思ったのもつかの間…


sword of maliceについて調べていくと、海外の掲示板へ辿り着いた。

そこの書き込みを意訳するとだいたいこんな感じ(たぶん)

「sword of maliceって剣あるじゃん?これ、破邪の剣なんだな。前はcautery(焼灼) swordだったのに。名前変更されたのか」

「cauteryってどういう意味だよ。わかりにくいわ」

「maliceのほうがいいね」

「最初sword of maliceって名前見たとき、呪いの武器だと思った。でも剣のデザインは聖なる剣っぽいんだよな…」

「日本ではevil-crushing swordって名前らしい」

「は?なんでそれがsword of maliceになるわけ?maliceの意味調べたけど、全然関係ないじゃん。他の人も言ってるけど、呪いの武器にしか見えん。俺も最初見たとき呪いの武器かと思ったし」

「単純に「火炎の剣」って名前にしないということは、言葉遊びか何かあるのかな」

http://www.gamefaqs.com/boards/942422-dragon-quest-iv-chapters-of-the-chosen/48820609

英語圏の人がまったく「はじゃのつるぎ」を認識できてねえ…

結局、誤訳かどうかわからねー、という話でした。

2017/05/22 追記

 ついに分かった。これは誤訳ではない。
 中世ヨーロッパの時代、ofは「〜から…を切り離す」という分離の意味が主だったのだ。
 たぶんネイティブでさえ知らないのだろう。高度すぎる翻訳、といえる。