阿呆のように勤勉に

阿呆の徒然なる日々と随想録

悪魔の勉強術

 元外交官で作家の佐藤優氏が、母校の同志社大学神学部で講演。本書はその講義録。


 主にキリスト教の話が多い。


 タイトルに勉強術と冠してはいるが、勉強術に関する話は少ない。


 しかし、他の佐藤優氏の著作同様、勉強への刺激を受ける本だった。


 『悪魔の』とは、悪魔の様に勤勉にやれと。つまり、時間のある学生時代は死ぬほど学べ、ということ。そうすれば将来、年収一千万稼ぐ大人になれる、と。


 そのために、どの教科が必要なのか、それは数学、歴史、英語。佐藤氏が他著でもよく言っていることだ。

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スタディサプリの効果

 スタディサプリに登録したのは結局のところ、正解だった。
 毎日神授業を見て勉強している。

 元々は、佐藤優氏が「スタディサプリは、高校の基礎知識の欠損を埋めるのに良い」と書いてあったのを見て登録してみようと思った。

 そもそも、筆者は小学校、中学校と不登校だったので知識は欠損だらけである。
 数学などは、それ以前に、算数を小学校からやり直さなければならない。

 ともかく、頑張って、この一年猛勉強したい。
 
 その末にどうなりたいのか。

 一応、なりたい職業はあるにはあるが、現状では、遠い夢のように思える。

 とにかく、フリーターとしてバイトしながら、勉強するしかない。

 余りにもハンデがある気がするが、本人は至って楽観的である。

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人の夢は、儚いのか?

 人の夢と書いて、儚い。

 この一文を読み、筆者が最初に受けた印象はネガティヴなものであった。

 つまり、夢は叶わない、夢など抱かない方が良い、というイメージだ。

 しかし、それは違うということに気が付いた。

 なぜなら、夢は叶っても叶わなくても儚いからだ。

 例えば、人の欲望には際限が無いとはよく言われることだ。

 ある物が欲しくて仕方がなく、やっとそれが手に入る。その時は気持ちが高揚して嬉しいが、しばらくすると何のことは無い、その気持ちは綺麗サッパリ消えさり、また新たな物が欲しくなる。

 それは大きな夢になろうと、同じはずだ。達成した瞬間、その夢は消え去り、新たな夢が出現する。

 では、夢破れることはどうか。新たな夢は出現せず、いつまでもその事を悔やむ。どちらかと言えば筆者はそのタイプだ。

 サッカーの本田圭佑選手は、筆者に重要な示唆を与えてくれた。

 本田選手は小学校の作文に、「プロのサッカー選手になり、ミランに移籍して、日本代表になり、ワールドカップで優勝する」と書いている。

 そのほとんどを実現していることは、日本中が知っての通りだ。
 
 本田選手は、超ポジティブだと思う。どんな逆境も、ピンチも、チャンスだと考える。

 過去の発言。「引退した後何をやろうかと考えて。それは21、22歳くらいの頃から考えてたんですけど選択肢としては色んなことを勉強したし色んな可能性も考えてはみた。笑われるかもしれないですけど政治家で総理大臣になったろうかなとか。」

 この発言を聞いて、本田選手は常に大きな夢、というより目標を設定しているのだと思った。

 最終的なゴールを設定し、全力でそこへ向かう。

 仮にその夢が破れても、つまり、その目標を達成できないと悟ったしても、本田選手は新たな目標を立て、そこへ突っ走るのだろう。

 夢が叶っても同じ事だ。さらに大きな夢を持つ。
 
 結局のところ、夢とは通過点に過ぎないのだ。

 常に大きな夢を持ち、そこに向かうことに意義がある。夢が叶わないことを嘆くことは無意味だ。

 本田選手を見ていると、そう思ったのである。

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『あんぽん 孫正義伝』を読んだ

あんぽん 孫正義伝

あんぽん 孫正義伝

 ソフトバンク孫正義氏のノンフィクション本。

 これを読もうと思ったきっかけは、孫正義氏の講演か何かの発言を見たことだ。

 「私はここにいる誰よりも勉強した。熱があろうと、食事中でも、トイレでも」というような発言だ。

 筆者はそこに関する部分、勉強法だとかモチベーションを維持する方法とかを期待して読んだ。しかし、解決はしなかった。
 ただ、孫正義氏の育った環境やその境遇が、そこまでの努力を可能にさせたのかとは思う。
 冒頭に「孫は…豚の糞尿と、豚の餌の残飯、そして豚小屋の奥でひっそりつくられる密造酒の強烈なにおいの中で育った」とある。

 孫氏の父親である三憲氏も強烈なキャラクターである。
 
 孫家のダイナミックなファミリーヒストリーや、ソフトバンク草創期の裏話など、面白い伝記であった。

 ちなみに、タイトルのあんぽんとは、孫氏が帰化する前の名前、「安本」から来ている。