とある阿呆の随想録

阿呆の徒然なる日々

遠回りだっていいんじゃあないか

 この社会の風潮で、とにかく早ければ良いんだ…というのがあると。大学入学にしろ、社会に入ること、昇進…。

 早い、というのは、妥協してるからなんだ。

 大事なのはその時を全力で生きているかだ。

 1日をやりきる。そういう日を積み重ねる。そうすれば、遅いも早いも関係ない。

 そんな言葉を聞いた。

 筆者はといえば、遅いも遅い。不登校だったので、色々と。

 けれども、毎日を悔いなく全力で過ごしていけば、なんとかなるだろうか。

 ただ、「どう」過ごすかも問題だろう。

 プロ棋士になるために今から駒の動かし方を全力で学んでも仕方がない。

 現実的で明確な目標と、それを達成するための毎日のノルマでも考えるか。

10年分の先送り

 人は、面倒くさいことや嫌なこと、例えば勉強とか掃除なんかを先送りしがちだ。

 これは別に、怠惰とかそういうもんではないらしい。研究によると、その仕事を完璧にこなせるという「自信」があれば良いらしい。しかし、自信がありすぎても、先送りしてしまうという。

 筆者の場合は、もうかれこれ10年以上、勉強という大事な仕事を先送りにしてきた。それはもはや怠惰の極みだった。

 そのため、今はその遅れを取り戻そうと必死である。

 いや、正直いうと、そんなに必死ではない。

 長年の怠け癖は、簡単に治るものではないのである。

 けれども、一年前の自分よりも、今の自分の方が勤勉だ。

 「未来は今日始まる。明日始まるのではない」

 少しずつでも日々成長していきたい。

ホリエトラー

 ホリエモンこと堀江貴文さんがNHKの番組に出演した際、ヒトラーTシャツを着ていたとして、番組後半でアナウンサーが謝罪した。

 視聴者から苦情があったらしい。

 後に、堀江さんは「頭わりーな」と言ったとか言わないとか。

 そのTシャツの具体的なデザインは、ヒトラー反戦メッセージを発している、という、アイロニカルなものだ。

 さらに後になって、ユダヤ人の協会も抗議したとか。

 これの何が問題だったのだろう。

 きっと、ヒトラーを美化する可能性があるものは全て駄目なのだと思う。

 風刺だろうが反戦メッセージだろうが、ヒトラーのイメージアップに…たとえ1ポイントだろうと…繋がるものは、許されないのだ。

 ヒトラーは100%悪の化身。

 それが、抗議をした人達の思いではなかろうか。

 正直、筆者は「別によくね?」と思ってしまった。