とある阿呆の随想録

阿呆の徒然なる日々

図書館侵攻

 本格的な図書館侵攻計画が始動したことをここにお伝えする。

 

 日付変わって昨日,筆者は図書館のサイトで本を8冊予約した。

 

 最近は森見登美彦氏のそれほど益のない(失礼)小説ばかり読んでいたが,今回のはそうでもない。読むとちょっとばかし考えさせられるであろう本が多数を占める。考えさせられても三日で考えるのをやめてしまうので結局益が無いのは秘密だが。

 

 そもそもなぜそんな本を読もうと考えるに至ったか。別にこれまでの自分を猛省して生まれ変わりたいわけではない。たまたま新聞を読むとおすすめの本が一覧であっただけだ。そう,「そこに本があったから」である。

 

 実は気まぐれ以外の何物でもない。本を読みますと言っても,今年になってから始めた大にわかである。

 

 図書館への訪問は,小学生以来だった。今年,気まぐれに行った図書館で,何気なく手に取った森見登美彦氏の【新釈】走れメロス。

 

 面白すぎた。文章を見た瞬間に「これだっ!」「俺が読みたいものはまさしくこれだった」と思った。本当だ。ずっと探してきたものが見つかった感覚を覚えた。実際は一秒も捜索していないことを一応書いておく。

 

 それからというもの森見登美彦氏に会うため図書館に通う日々。完全に氏に骨抜きにされたということだ。

 

 まあそこから筆者の読書ライフが始まったといっても過言ではないだろう。

 

 そこで昨日,新聞を読むとおすすめの本一覧があったので,自らの触手をさらに伸ばしていくことをぼんやりと思い至った次第だ。

 

 それらの本を読んだ暁には読書感想文かレビューなのか,よくわからない文章を投稿する予定だ。後で読み,枕に顔を埋めて足をばたばたさせたくなるような文章を書かないよう,推敲に推敲を重ねて書く所存であります。