とある阿呆の随想録

阿呆の徒然なる日々

RTSの楽しみ方

 すぐチートを使う。資源を無限にしたり、作成時間を無くして町民をぽんぽんだしたりする。そして大軍を送り出す。けれども敵国をすぐに滅ぼしたりはしない。相手が大軍をこしらえるのを待ち、激突させる。

 それが楽しい。大軍と大軍の戦いを眺めるのが好きなのだ。勝ち負けは重要ではない。だから、オンラインは出来ない。それにオンラインでチートを使ったら永久追放である。

 オンラインというのは―タイマンであればよりいっそう―ひどく緊張する。俺だけだろうか。最初に建てる建造物から、作成するキャラまで、一手まちがえれば、もう勝てなくなる。せわしなく手も動かさなければならない。キーボードのショートカットキーもすべて把握しているのは当たりまえ。

 俺はそんなガチプレイから逃げた。というより楽しくなかった。マウスだけで操作、戦闘の見物、前線が押しつ押されつされるのを眺めているだけで面白い。

 だから、三すくみも関係ない。戦車が来て、対戦車砲を用意するところに剣士を大量に送り出す。弓兵でも良い。後には屍の山が築かれる。だが、その光景が良いのだ。戦争感が出て、それを見るのが面白い。

 俺はRTSに、プレイしつつ観戦する楽しみを見出している。文字通り神の視点から見下ろす形で。