とある阿呆の随想録

阿呆の徒然なる日々

『読書の技法』を読む

 元外交官で、知の巨人とも呼ばれる佐藤優氏が、その読書の技法を本にした。

 サブタイトルは、『誰でも本物の知識が身に付く熟読術・速読術「超」入門』である。

 佐藤氏は、月に平均300冊、多い時で500冊もの本を読むという。

 一体、どのようにしたらそんな芸当が可能なのか。

 実は、ほとんどの本は「普通の速読」と「超速読」で、済ませているのである。
 その中で、熟読すべき本を選別しているのだ。

 まず佐藤氏は、超速読で本を4つのカテゴリーに分類する。熟読する本、普通の速読で読み読書ノートを作成する本、普通の速読で読み読書ノートを作成しない本、超速読で終わる本、である。

 速読術については、誰でもできそうだ。熟読術については、ややストイックな気がするが、知識が確かに身に付くと思う。

 そして、読書に際しては、何につけ、基礎知識が肝要だ。

 その基礎知識は、高校の教科書、参考書で身に付くと佐藤氏はいう。
 後半はそれについて語っている。

 この本を読むと、勉強するやる気が湧いてくる。
 買ってよかった。