とある阿呆の随想録

阿呆の徒然なる日々

10年分の先送り

 人は、面倒くさいことや嫌なこと、例えば勉強とか掃除なんかを先送りしがちだ。

 これは別に、怠惰とかそういうもんではないらしい。研究によると、その仕事を完璧にこなせるという「自信」があれば良いらしい。しかし、自信がありすぎても、先送りしてしまうという。

 筆者の場合は、もうかれこれ10年以上、勉強という大事な仕事を先送りにしてきた。それはもはや怠惰の極みだった。

 そのため、今はその遅れを取り戻そうと必死である。

 いや、正直いうと、そんなに必死ではない。

 長年の怠け癖は、簡単に治るものではないのである。

 けれども、一年前の自分よりも、今の自分の方が勤勉だ。

 「未来は今日始まる。明日始まるのではない」

 少しずつでも日々成長していきたい。

ホリエトラー

 ホリエモンこと堀江貴文さんがNHKの番組に出演した際、ヒトラーTシャツを着ていたとして、番組後半でアナウンサーが謝罪した。

 視聴者から苦情があったらしい。

 後に、堀江さんは「頭わりーな」と言ったとか言わないとか。

 そのTシャツの具体的なデザインは、ヒトラー反戦メッセージを発している、という、アイロニカルなものだ。

 さらに後になって、ユダヤ人の協会も抗議したとか。

 これの何が問題だったのだろう。

 きっと、ヒトラーを美化する可能性があるものは全て駄目なのだと思う。

 風刺だろうが反戦メッセージだろうが、ヒトラーのイメージアップに…たとえ1ポイントだろうと…繋がるものは、許されないのだ。

 ヒトラーは100%悪の化身。

 それが、抗議をした人達の思いではなかろうか。

 正直、筆者は「別によくね?」と思ってしまった。

マユコ・カタルシス

 最近は、暴言が大いに流行っている。

 特に、豊田真由子様の暴言は、続編が出るたびに大々的に報道される。

 「このハゲーーー!!」

 これだけ報道されるのは、みんなが面白いと思い、つまりカタルシスを感じているからだろうか。

 誰しもが、心の中では「このハゲーー!」と叫んでいるのかもしれない。相手が本当に禿げているのかは別として。

 「口が悪い」のと「暴言」は別だ。

 後者はまさしく、「言葉の暴力」である。

 傷付ける言葉ではなく、勇気づけたり、元気づける言葉を発したいものだ。